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『図書準備室』 田中慎弥

こちら

同郷・山口県の作家で、

2007年、第136回芥川賞候補作。

ってなわけで、

読まないわけにはいきませんね

( ̄▽ ̄)σ

田中さんは、

以後、2008年の第138回芥川賞候補

2009年第140回芥川賞候補と、

けっこう注目されてます。

その情報だけで、

初「田中慎弥」のあたしはワクワク♪

(* ̄∇ ̄*)

さて、

感想。

「う、うわ~・・・」って思いました。

(  ・_・  ;  )えっ?

あらすじとしては、

『何故、自分はニートで

30過ぎても働かないか』

を、延々と伯母にしゃべりまくる小説です( ̄∇ ̄;)

どんだけしゃべりまくるか?

具体的に言えば、

10ページから73ページまで延々とです・・・。

(ちなみに本作品は、全7ページから77ページまで)

すごいよねぇ、

もうほとんどヒトリゴト。

伯母も全く口を挟まない。

ってか、途中から聞いてない。。。

あたしは、読んでる途中から、

太宰治の『人間失格』を思い起こさせました。

でも、太宰の『人間失格』の

「自分はうんぬんかんぬんで・・・」っていう告白は、

あくまでも手記という設定。

「これは手記です」という情報を与えられた読者は、

ふむふむほうほうと納得して読めるけど、

こっちの田中作品の設定は、とにかくスピーチ。

一方的にしゃべりまくられる

伯母の立場を想像すると、

たまったもんじゃありません。。。

<(T◇T)>わぁああああ

うーん、

文学的要素って言っても、

結局はそれも

主人公のセリフのなかの風景描写などだし、

(この主人公に風景描写させるのは酷だし)

ヒトリゴトで会話じゃないし、

そもそも太宰治が芥川賞獲れなかったのだから、

本作品が芥川賞獲れなかったのは、

当然といえば当然かなと思いました。

時期は、ずれるけれど、

同じくヒトリゴトの芥川賞候補、

川上未映子『わたくし率、イン歯ー、または世界』

のほうが、

あたしには優れていると感じました。

残念。

ただ、ニートになった理由が、

「中学の頃に、

とある教師に挨拶をしなかったまま

卒業したから」

という罪悪感というか、責任転嫁というか、

そういうムチャクチャな理由はおもしろいなと思いました♪

インパクトはあったけれど、

それだけかなぁ・・・度!★★☆(2つ星半)

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