カテゴリー「(ハ)「はじめての文学」シリーズ」の3件の記事

『はじめての文学 川上弘美』 文藝春秋

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ハイ、『またタノ』ではお馴染みとなりつつある

『はじめての文学』シリーズです( ̄▽ ̄)σ

今回の小説家さんも、

あたしにとっては初めて♪川上弘美さんです。

この『はじめての文学』シリーズ、

何がいいかって、

作者自らが過去の作品から読んでもらいたいものを

選んでいることです。

つまり、自選

なかなか画期的なシリーズなんですよ(* ̄∇ ̄*)

ではでは、感想。

読んでみて全体的に感じたことは、

不思議なことを無理なく読ませる作者さんだなぁ~

ってこと( ̄▽ ̄)σ

あたしの大好きな吉田篤弘作品に似てるけど、

吉田作品の登場人物が「人間」に対して、

川上作品は、登場人物(?)が普通の人間じゃなかったりします。

たとえば、

1番目の作品「運命の恋人」では、こんな一文があります。

~子孫が千人を越えたころ、わたしは久しぶりに

庭の奥に恋人を訪ねてみることを思いついた~

子孫が千人って・・・( ̄∇ ̄;)

収録されてる作品、だいたいこんな感じです。

305号室に熊が住んでたり、

5年前に死んだ叔父から声かけられたり、

昔、たこだった男に「たこだった頃の話」を聞いたり、

そんな感じ。。。

でもでも、先ほど述べたとおり、

読んでいて、

それがさも当然のように感じるのです

(」°ロ°)」ナント

川上さん、なかなかの技量の持ち主です♪

とりあえず、今回収録されてる作品の中で、

あたしが一番気に入ったものは、

「椰子・椰子」です( ̄▽ ̄)σ

これは、日記形式なんですよね。

日付があって、短文が数行続いていくカタチ。

ちょっとだけ抜粋して、今回はおしまいとしましょう♪

φ(.. ) カキカキ

~十月十日 晴

市の大運動会。

(中略)

『二人玉乗り競争』と

『やつめうなぎ競争』に出て、二等賞をもらう。

賞品は市長の顔のワッペンで、

押すと

市長の声で「うー」とうなる仕掛けになっている。

(後略)~

い、いらん。。。そんな賞品・・・

( ̄□ ̄;)ガーン

川上弘美作品が

もっと読みたくなった!度★★★★★(5つ星)

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『はじめての文学 桐野夏生』 文藝春秋

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ひさびさの『はじめての文学』シリーズです。

しかも!

今回は、

あたしにとって、ホントに初めての作家さん☆

キャーq(≧∇≦*)(*≧∇≦)pキャー

最初、「なつき」と読んで女性と思って、

次に「なつお」と知って、「あれ?男??」と思って、

でも作風から、やはり女性だろうという結論に至りました、ハイ♪

注)事実、女性作家です( ̄▽ ̄)σ

さてさて、感想に入りまーす。

この『はじめての文学』シリーズは、

基本的にターゲットを小中学生にしています。

すべて短編で、

難しい漢字にはルビを振る等の配慮があるのですが、

ホントにはじめて桐野作品を読んだあたしはビックリしましたね。

なんで、

いきなりSMなんだろうって・・・( ̄∇ ̄;)

でもでも、

作者自身による「あとがき」を読んで納得しましたね。

作者曰く、

「小説には毒がある」

なるほどな、と思いました。

たとえば、恋愛だってある意味「毒」です。

あらゆる弊害がある。

書かれていないけれど、それによって傷つく登場人物だっています。

この「書かれていない」が、小説の醍醐味でもあります。

話を戻します。

今回の短編群のなかに共通しているもの、

それは嫉妬です。

短編群の中に

「嫉妬」という、そのものズバリのタイトルがあるのですが、

それが一番秀逸に感じました(* ̄∇ ̄*)

主人公は近田ひさ子。職業、女子プロレスラー

彼女の同期生の与謝野ミチルは容姿端麗で、

ファンクラブも持っています。

だけどそれって、結局、与謝野が容姿端麗だからなんですよ。

少なくとも、同団体の女子レスラーは、そう思っています。

で、その与謝野、

ファンクラブから誕生日プレゼントとして、

金鎖のブレスレットをもらいます。

それには、

「FOR THE CHAMP OF PWP」

という刻印が。

ここで、ひと波乱あるわけです。

団体PWPのチャンピオンは、与謝野ではなく火渡さんです。

このプレゼントを与謝野は慌てて箱に収めますが、

翌日、どこからともなく広まった”ウワサ”によって、

与謝野は先輩レスラーからいじめを受け始めます。

そして、後日、

その与謝野のブレスレットがなくなっていることが発覚し・・・・・・。

いや~、

あたしの犯人探しは、見事に失敗しました( ̄∇ ̄;)

「桐野さん、物語の終え方うまいな~」

感心しましたよ。

「嫉妬」というものは、

子供の世界も大人の世界も関係ないですね。

子供たちの世界を書いた短編「アンボス・ムンドス」

良かった。

お気に入りの作家見つけちゃった♪

これからも、読んでいこうっと(〃∇〃) てれっ☆

わーい♪この「嫉妬」という短編は、

女子プロレスシリーズの一節らしい!度★★★★★(5つ星)

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『はじめての文学 村上春樹』 文藝春秋

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えー、

わたしにとってはこれがはじめての村上春樹ではないのですが~(* ̄∇ ̄*)

興味があったので借りてみました♪

短編小説が17編収められております。

考えようによっては、かなりお得な一冊かな☆

でも。

全部読んでみると、

やっぱり村上春樹は長編小説作家なのだなぁ

と考えさせられました。

村上春樹氏自身が「あとがき」で述べてますが、

彼の長編小説に見られる複合的要素が短編では現れないのです。

それを踏まえてみると、

はじめての村上春樹作品は、やはり長編小説をオススメしたいなぁ~♪

『ノルウェイの森』をまず読んでほしいにゃ~(〃∇〃) てれっ☆

この本の中では、

「沈黙」がストーレートなテーマがあって好き!度★★★☆(3つ星半)

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