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2009年3月

『針がとぶ』 吉田篤弘

こちら

え~、

この本の感想を述べる前に、

皆さんにお伝えしなければいけないことがあります。

あたしは、

無条件に吉田篤弘作品が好きだ

(〃∇〃) てれっ☆

以上、報告終わり(。-_-。)ポッ

いやね、

吉田篤弘作品(または「クラフト・エヴィング商会」名義作品)って、

たぶん好みが分かれると思うんです。

なんてったって、劇的なストーリーがない。

いろんな人物がそれぞれの場面に登場するけれど、

推理小説のように、ラストでそれが

ジグソーパズルの如く1枚の絵に仕上がるかといえば、

全くそんなことはない。

つながったり、つながらなかったり。

出会ったり、出会わなかったり。

ただ、

だからこそ、そこに余韻がある(* ̄∇ ̄*)

それは、あたしにとっては心地良い余韻だけれど、

別の人にとっては、単なるモヤモヤかもしれない・・・。

たとえば、今回紹介する『針がとぶ』

(これは、あたしが初めて出会った吉田篤弘作品なんだけど)

1冊を通しての主人公が誰だかわからない。

いや、1冊を通しての主人公なんて、いないさ♪

強いて言うならば、この本は、

伝言ゲーム。

いや、あるいは、

もう歴史だね( ̄▽ ̄)σ

たとえば『戦国時代』って本があったとして、

武田信玄と上杉謙信から始まったとして、

途中に毛利元就とか織田信長とかがそれぞれアレコレやってて、

最終的に、

ラストのページで伊達政宗がお茶をまったり飲んでる感じ。

ほら、

別段1冊を通しての主人公がいるわけでもなく、

毛利元就と伊達政宗なんて全くつながりがなく、

でも、1冊として本ができてる・・・

それが、吉田篤弘の世界なんだと思う(* ̄∇ ̄*)

わ~♪

なんだか、あたしステキな例えを言った♪

まぁ、歴史っていうのは言葉のあやで、

別に吉田篤弘作品にチョンマゲさんたち出てこないので

あしからず~( ̄∇ ̄;)

とりあえず、

そんなことを踏まえた上で以下の感想を読んでくれると、

本の世界に入りやすいんじゃないかな??

さてさて、ではでは、

この『針がとぶ』、

そんなこんなで、登場人物がとっても魅力的です★

詩人を職業としていた伯母

「マスト・ビー(must be)」が口ぐせの本屋の親父さん

駐車場を「月面」、駐車場に居つく黒猫を「黒点」と名付けた男

ないものなんてない雑貨屋の店主パスパルトゥ

低い声を探す4人の男たち

ホントにね、個性的な人物が

この他にもいっぱい、のびのびと描かれています。

あたしは、「マスト・ビー」の親父さんが好きだなぁ♪

そしてたぶん、

皆さんも、登場人物の誰か一人は好きになるんじゃないかなぁ~。

とにかく、まずは手にとって読んでほしい、

そんな1冊です(* ̄∇ ̄*)

「好き嫌いはその次の問題だ、マスト・ビー」度★★★★★(5つ星)

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『疾風ガール』 誉田哲也

こちら

2005年誉田作品。

よーやく読めました(〃∇〃) てれっ☆

読み始めてみると、

むむ!

「武士道」シリーズにつながる爽やか系★

誰も死なない誉田作品なのか!?

と、思った途端に、

ひとり死んだ(」°ロ°)」ナント

やっぱり、

誉田作品は、

基本的には誰か死ぬのね( ノД`)シクシク…

さてさて、

今回亡くなったのは、

城戸薫というインディーズバンドの男性ボーカリスト。

警察は、自殺に間違いないと断定しますが、

右手の甲に不自然な切り傷があったことも、

城戸薫の関係者たちに正直に告げます。

そう、

その関係者というのが、

今回の主人公、

同じバンドの女性ギタリスト柏木夏美と、

彼女を事務所に引き入れたい

芸能事務所営業の宮原祐司なのです。

しかも、警察はさらに不可解な一言を。

「城戸薫なる人物は、

どうやら偽名を使っていたらしい」

運良く同棲中の彼女がいるから身柄を引き渡せるけど、

そうでなければ、身元不明の変死体として処理されると。。。

薫に憧れて同じバンドに入った夏美は、

薫の死だけでもショックなのに、

次々判明する薫の謎に動揺を隠せず、

数日マンションに閉じこもります。

そんな夏美を心配する祐司。

ビジネスとしてじゃなく、

ホントに夏美の才能に惚れてるからこそ、

毎日夏美の部屋のドアの前に立って声をかけます。

そして。。。

真相を知りたいと立ち上がった夏美は、

祐司とともに

城戸薫の故郷探しの旅をスタートさせます。

うーん!

事件が事件だけに気分のアゲサゲはあるけれど、

基本的に全編に渡って夏美の爽やかさが光ります。

サブタイトルの、

「 She is crazy...yet cute ! 」

という言葉が実にサマになりますね( ̄▽ ̄)σ

夏美の直感が、

はたして2人を薫の故郷に導かせるのか?

祐司は、自分の彼女の手前、

はたして日帰りで東京に帰れるのか??

そして、財布の中身はダイジョーブか??

ま、こんな感じで物語は進みます(* ̄∇ ̄*)

最初の感想に戻るけど、なかなか爽やかな小説♪

読み終わる頃には、

きっとあなたは、夏美のライブチケットを

強く求めることになるでしょう(〃∇〃) てれっ☆

「お弁当、おべんと、

うれしいな・・・んわぉ!」度★★★★☆(4つ星半)

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