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2008年11月

『一瞬の風になれ(1)』 佐藤多佳子

こちら

えー・・・。

ようやく読みました。

ちょっと前の話題作。。。

借りる機会は何度かあったんですがね、

一瞬も読まずに返すこともたびたび・・・( ̄∇ ̄;)

ま、

それはそれとして、以下、感想を♪

この『一瞬の風になれ』は、

(1)イチニツイテ

(2)ヨーイ

(3)ドン

の3部構成になってます。

今回読んだのは、(1)。

主人公・神谷新二は、

中学まではサッカーに人生を捧げていたんですが挫折し、

高校では陸上部に入ります。

何故挫折したか?

2つ年上の兄・健ちゃんがサッカーの天才児で、

自分はどうあがいても、兄のようにはなれないと悟ったからです。

でも、なぜ次の舞台が陸上なのか?

それは、同級生に、

幼なじみで親友の一ノ瀬連がいたからです。

や。

その表現は的確じゃないな・・・( ̄∇ ̄;)

中学陸上の天才児・一ノ瀬連は、

中学二年で全国大会7位という成績を修めますが、

あっさりと陸上をやめていました。

でも、

新二と一緒に走りたいという思いから、

2人同時に陸上部の門を叩くのです。

うーん、

まさに青春!!

(〃∇〃) てれっ☆

女性作家だからか、

若干、

登場人物の仕草がオカマっぽいけれども(?)

「陸上」という世界を文字通り駆けてゆく高校生たちが

みんな爽やか!

それぞれのキャラもいいよね。

みっちゃんこと、顧問の三輪先生がいいなぁ~(* ̄∇ ̄*)

県合宿で、

強豪校顧問の鬼軍曹先生に新二や連が

さんざん説教されても、

きちんと自分の生徒をかばう。

だけでなく、

新二と連が3年になるころにはその強豪校に勝つという

明確な目標を掲げ、部員の信頼も厚い。

立派だなぁ~。

ちなみに、

あたしが高校時代にいたのは競泳の世界

陸上も競泳も、水陸違えど、似たような世界。

タイムに一喜一憂するスピード競技の大会。

読んでて、なつかしくなりました。

けっこうね、あたしもいいトコまで行ったのよ♪

県では、きちんと決勝出場メンバーだったのよ(* ̄∇ ̄*)

中国5県の、中国大会にも出場したのよ( ̄▽ ̄)σ

でも、一ノ瀬連みたいな天才児ではなかったなぁ・・・。

タイプ的には、神谷新二派だね~。

新二同様、プレッシャーに弱いし( ̄∇ ̄;)

そして、リレー★

リレーは、たのしいね♪♪♪

自分の実力以上に速くなれるから!

新二と連が燃えるのも納得です。

あたしも、リレー好きでした(* ̄∇ ̄*)

あら?

なんだか自分の昔話みたいになってしまった( ̄∇ ̄;)

でもでも、こういう昔話をさせてくれる小説というのも、

読んでて楽しい★

それでなくても、

陸上の天才(練習嫌い)の連と、

天性の努力家(練習大好き)の新二との

描写バランスが絶妙の本作品♪

つづきの(2)も、期待大です(〃∇〃) てれっ☆

新二がんばれ!連がんばれ!度★★★★★

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『忍びの国』 和田竜

こちら

実はコレ、

けっこう前に読みました。

感想書かなきゃ書かなきゃと思いつつ、

逃げてました( ̄∇ ̄;)アハハン

とりあえず、

あらすじはタイトルそのもの、

忍びの国のお話です。

忍びと言えば、伊賀と甲賀とがありますが、

主人公は伊賀モノ★

ホントの名前は自分でもわからないけれど、

「コイツの前では城門なんてあってないもの」と

皆が『無門』と呼ぶので、

主人公の無門はそれ以上名前にこだわりません。

で、

その無門たちが戦う相手は、甲賀モノではなく、

戦国最強の織田軍です。

なぜ忍者が織田軍と戦うか。

それは、織田軍に勝てば、

たちまちウワサが全国を駆け巡り、

いまだ群雄割拠の日本中から雇用のお話が舞い込むからです。

そう、つまりは金のため。

そのなかでも、無門の戦闘力はずば抜けていました。

しかし、

織田軍だって、雑魚の集まりじゃない。

それは、皆さんの御存知の通り( ̄▽ ̄)σ

無門は、

最強のライバル日置大膳(ひきたいぜん)

戦場で刃を交わすことになるのでした。

とまぁ、

再び借りてきた本をペラペラめくり、

あらすじを書いてます φ(.. ) カキカキ

(間違ってたら、ごめんちゃい)

そして、ここからが感想。

ストーリー、

なんだか整理されてない感が・・・( ̄∇ ̄;)

マイナーな武将がいっぱい出てくるため、

読者は予備知識なく

本の世界に入り込まなきゃいけないのだけれど、

いまいち

それぞれの人物に魅力を感じない~

( ̄□ ̄;)

ちなみに、無門の仲間には、

のちの大泥棒・石川五右衛門がいるのだけれども、

これもパッとしないんだよね~( ノД`)シクシク…

なんせ、この時代の石川五右衛門は、

「盗み」にまったく興味が無いらしい・・・

(  ・_・  ;  )えっ?

もったいない!!<(T◇T)>わぁああああ

せっかく魅力ある一面があるのだから、

作者の和田さんも、

そういう側面からキャラを作っていけばよかったのに~。

そこが、読み終わってどうしても気になりました。

つまらぬもの斬りまくり・・・。

(ルパン3世の石川五右衛門が泣くよ・・・)

ではでは、最後に、

あたしがツボにはまった箇所を抽出いたします♪

「鎖帷子(くさりかたびら)か」

大膳は自らの太刀を一瞥した。

刃がわずかに欠けている。

(中略)

「壊れたわ」

(無門が)つぶやきながら、

ずるりと胸元から引き摺り出したのは、

鎖で作った上半身を覆う鎖帷子である。

投げ出すと重量感をもって地面に落ち、

鎖の山となった。

無門が外したのは鎖帷子だけではない。

今度は股ぐらに手を突っ込むや、

下半身を覆う防刃衣(ぼうじんい)をも引き出した。

(中略)

「貴様―――」

大膳は、

高々と積みあがった鎖の山を見て唖然とした。

この全身を覆う鎖の着込み。

どれほどの重さがあるというのだ。

「―――これであの体術を」

「戦場で外したことなどないからな」

無門はそう言いながら、頸(くび)を軽く鳴らした。

「どう動くかわしにもわからんぞ」

不敵に笑うなり、消えた。

え~と・・・

え~と・・・

ドラゴンボール??( ̄∇ ̄;)

それでも、

未読の『のぼうの城』には興味あり!度★★★☆(3つ星半)

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『東京島』 桐野夏生

Tokyojima_2

これまた、前々から気になっていた小説です。

簡単にあらすじを書きます( ̄▽ ̄)σ

清子と隆夫婦が、無人島に漂着した。

そう、まったくの無人島。

それから3ヵ月が過ぎ、

今度は若者が二十数名漂着した。

若者は望郷の念から、

その島を「トウキョウ島」と名付けたが、

隆は、それを馬鹿にしていた。

しかし、島での生活は世間とは関係なく、

秩序というものを形成しつつ破壊しつつ、

支配者を替えていった。

当初、年長の隆が

若者との共同生活をまとめていたが、

ある日、

崖から落下して死んでいるのが発見される。

その背景には、

島唯一の女性、清子の取り合いがあった。

3年後、トウキョウ島に中国人が「捨て」られた。

日本への密航の際、金銭トラブルの結果だと言う。

ただし、もちろん言葉は通じない。

こうして、無人島という非文明世界で、

異文化生活がはじまった。。。

うーん、

これ以上は書けないなぁ( ̄∇ ̄;)

ただ、異文化が混じるということは、

それはつまり、対立を生むということ。

そして、目に見える敵を作るということは、

それは仲間を支配しやすいということ。

仲間とは、誰か。

裏切るのは、誰か。

はたして、みんなこの島を脱出できるのか。

その際、対立メンバーは、やはり置いて行かれるのか。。。

まぁ、

疑心暗鬼のオンパレードですよ( ̄∇ ̄;)

主人公は、一応は島唯一の女性・清子になるのかなぁ??

でも、章ごとに

いろんな「島民」の視線からものごとが描かれていて、

なかなか面白いです。

たとえば、

清子は中国人グループ(呼び名は「ホンコン」)を

こう思ってたけれども、

他の日本人は、別の見方をしていたとか。

物語のラストは、

うーん、意外といえは意外。

これまた、深く記せないのが残念(* ̄m ̄) ププッ

もし、この本を目にしたなら、

ぜひ手にとって読んでみてください。

感想を語り合いましょう(* ̄∇ ̄*)

無人島に

ひとつだけ持って行けるならナイフ!度★★★★(4つ星)

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