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『悪人』 吉田修一

こちら

ついに図書館で発見しました★

吉田修一『悪人』

これねぇ、前から読みたくて読みたくて、

でも、ずーっと貸し出し中で読めなかった本なのです。

なんで、読みたかったのか。

理由は2つあります。

まずは、

作者が吉田修一だから。

吉田修一の芥川賞作品

『パークライフ』が大好きなんです。

あら、パークライフの感想はこのブログに書いてないのね( ̄∇ ̄;)

気が向いたら、読み直して書きます♪φ(.. ) カキカキ

そして、もうひとつの理由が、

登場人物たちが行き来するエリアが、

あたしの土地勘がある福岡だから。

しかも、

1ページ目から、ドンピシャ( ̄▽ ̄)σ

ちょっと引用します。。。

この荒江交差点を基点に

早良街道とも呼ばれる263号線が

まっすぐに南下する。

街道沿いにはダイエーがあり、

モスバーガーがあり、セブンイレブンがあり、

「本」と大きく書かれた郊外型の書店が並ぶ。

え~と、

え~と、

全部知ってます( ̄▽ ̄)σ

なぜなら、

あたしが住んでたアパート、

早良街道のすぐそばだから(* ̄∇ ̄*)

あたしがインストラクターしてたスイミングスクール、

早良街道のすぐそばだから(* ̄∇ ̄*)

もーねー、

ダイエー、行ってましたよ。

セブン?働いてたスイミングの近所んとこ??

モスバーガー、

あたしが福岡いるときに潰れたよ( ̄∇ ̄;)

本屋さん、買った買った♪

さすがに、

物語進行につれ出てくる佐賀長崎のことはわからないけど、

知ってる土地が出ることで、

しかも、この物語の語られている時間が

2001年~2002年1月で、

はい、

あたしが早良街道沿いに住んでいた頃のお話で、

(あ、でも、物語自体はフィクションよ)

ちょっと、わくわくぞくぞくしました★

吉田修一の文章力だけでも、大抵の人は飲み込まれるのに、

あたしは更にこんな事情を持ってましたんで。。。

すっごい楽しませていただきました(〃∇〃) てれっ☆

さてさて、

あらすじを書きます。

物語は2002年1月初旬、長崎在住の清水祐一

殺人および死体遺棄容疑で逮捕されるところから始まります。

被害者は、福岡市内在住の保険外交員、石橋佳乃

死体遺棄場所は、地元の心霊スポットとしても有名な三瀬峠

ただし、

簡単に清水祐一が捕まったかというと、そうではありません。

石橋佳乃の遺体が発見されたのは2001年の12月10日。

しかも、

石橋佳乃の同僚の証言で容疑者として浮上したのは、

清水祐一ではなく、南西学院大学に通っている増尾圭吾でした。

さらに、

増尾圭吾は、事件前後から行方不明に。。。

警察は、ゆえにずっと増尾圭吾を追っていたのです。

では、なぜ、

警察は増尾圭吾を追ったのか?

じつは、

石橋佳乃が同僚にウソをついていたからです。

すなわち、

増尾君と付き合っていて、今日も今から会うんだ♪

と。

実際は、石橋佳乃と増尾圭吾は

付き合っているのでもなんでもなく、

石橋佳乃がその日会う予定だったのは、

出会い系サイトで知り合った清水祐一でした。

物語は、そこから錯綜します。

石橋佳乃の携帯から、

石橋佳乃が出会い系でいろんな男と逢っていたことが判明します。

聞き込みに訪れた警察に、

石橋佳乃と売春関係を持った男たちは焦ります。

そして、

時間が経つにつれ事件の概要がわかってきたところで、

ワイドショーがおもしろおかしく騒ぎ立てます。

石橋佳乃の実家には、

石橋佳乃は淫乱女と、

死んで当然と罵るFAXが手紙が

大量に届きます。

父親は、娘はそんな人間じゃないと、

悔しくてはらはらと泣きます。

一方で、

清水祐一の祖母は、

事件当日の祐一の不在に、一抹の不安を感じてました。

でも、まさかそんなこと、本人に直接聞けません。

さらに、そういう老人の不安に付け込んで、

親身になって近づく悪徳セミナー業者・・・。

タイトルの『悪人』

いったいこれは誰を指すのでしょう?

答えは、

本を読み終えても、しばらく考えさせることでしょう。

こういう、

読み終わっても余韻が続く小説好きだなぁ♪

ぜひぜひ、この本見つけたら手に取ってみてください。

オススメですよ( ̄▽ ̄)σ

根っからの悪人って、

定義してみると難しいなぁ!度★★★★★(5つ星)

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(ヨ)吉田修一」カテゴリの記事

コメント

めっちゃ書いてますね。しかも熱く(笑)
吉田作品といえば薄いイメージがあります。
本の薄さ、人物の薄さ、など。
それがまったく逆をいく作品でしたね。
「読んだ」という充足感と満足感が大きく得られました。

http://tmxxb1973.blog82.fc2.com/blog-entry-957.html

投稿: しんちゃん | 2008年10月28日 (火) 12時48分

しんちゃん、
えへへ、
すごく書いてるでしょ♪
この力が中高生の時代にあれば、
読書感想文ラクなどころか賞ももらえただろうに・・・
(* ̄∇ ̄*)

そうそう、
あたしの好きな『パークライフ』も、
あの淡々とした世界が好きなんです。

親密ではなく、
名前も知らない、
でも会えば話をつづける男女・・・。
そういう世界観、
意外とリアルで好きです★

でも、
この『悪人』は、ガラリと作風変えましたよね♪
いい方向に変わってよかった♪
(〃∇〃) てれっ☆

投稿: つたまる | 2008年10月29日 (水) 19時24分

こんばんは。はじめまして。
私も、最近「悪人」を読みました。
あの地域の描写、まるで見ているような感じ読んでいたのですが、
本当にあの通りなのですね!
わくわく感、倍増で、ウラヤマシイです…
悲しい話でしたが。。。

投稿: たこΩ | 2008年11月 1日 (土) 01時26分

たこΩさん、
いらっしゃいませ~☆
ようこそ♪
(〃∇〃) てれっ☆

そうなんですよ、
思いっきり住んでる場所でしたからね♪
作者の吉田修一さんは長崎の人だったかな?
だからまた、詳細に書けるんですね φ(.. ) カキカキ

しかし、ホント悲しい話。
タイトルの「悪人」、一体誰を指す言葉なのか。。。
逆を言えば、なんという意味深なタイトルなのか。
作品とタイトルとが、相互にぐるんぐるんリンクする、
ふかーいお話でしたね( ノД`)シクシク…

投稿: つたまる | 2008年11月 2日 (日) 09時05分

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投稿: GuerreroLiza | 2012年3月15日 (木) 05時37分

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