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2008年7月

『悪人』 吉田修一

こちら

ついに図書館で発見しました★

吉田修一『悪人』

これねぇ、前から読みたくて読みたくて、

でも、ずーっと貸し出し中で読めなかった本なのです。

なんで、読みたかったのか。

理由は2つあります。

まずは、

作者が吉田修一だから。

吉田修一の芥川賞作品

『パークライフ』が大好きなんです。

あら、パークライフの感想はこのブログに書いてないのね( ̄∇ ̄;)

気が向いたら、読み直して書きます♪φ(.. ) カキカキ

そして、もうひとつの理由が、

登場人物たちが行き来するエリアが、

あたしの土地勘がある福岡だから。

しかも、

1ページ目から、ドンピシャ( ̄▽ ̄)σ

ちょっと引用します。。。

この荒江交差点を基点に

早良街道とも呼ばれる263号線が

まっすぐに南下する。

街道沿いにはダイエーがあり、

モスバーガーがあり、セブンイレブンがあり、

「本」と大きく書かれた郊外型の書店が並ぶ。

え~と、

え~と、

全部知ってます( ̄▽ ̄)σ

なぜなら、

あたしが住んでたアパート、

早良街道のすぐそばだから(* ̄∇ ̄*)

あたしがインストラクターしてたスイミングスクール、

早良街道のすぐそばだから(* ̄∇ ̄*)

もーねー、

ダイエー、行ってましたよ。

セブン?働いてたスイミングの近所んとこ??

モスバーガー、

あたしが福岡いるときに潰れたよ( ̄∇ ̄;)

本屋さん、買った買った♪

さすがに、

物語進行につれ出てくる佐賀長崎のことはわからないけど、

知ってる土地が出ることで、

しかも、この物語の語られている時間が

2001年~2002年1月で、

はい、

あたしが早良街道沿いに住んでいた頃のお話で、

(あ、でも、物語自体はフィクションよ)

ちょっと、わくわくぞくぞくしました★

吉田修一の文章力だけでも、大抵の人は飲み込まれるのに、

あたしは更にこんな事情を持ってましたんで。。。

すっごい楽しませていただきました(〃∇〃) てれっ☆

さてさて、

あらすじを書きます。

物語は2002年1月初旬、長崎在住の清水祐一

殺人および死体遺棄容疑で逮捕されるところから始まります。

被害者は、福岡市内在住の保険外交員、石橋佳乃

死体遺棄場所は、地元の心霊スポットとしても有名な三瀬峠

ただし、

簡単に清水祐一が捕まったかというと、そうではありません。

石橋佳乃の遺体が発見されたのは2001年の12月10日。

しかも、

石橋佳乃の同僚の証言で容疑者として浮上したのは、

清水祐一ではなく、南西学院大学に通っている増尾圭吾でした。

さらに、

増尾圭吾は、事件前後から行方不明に。。。

警察は、ゆえにずっと増尾圭吾を追っていたのです。

では、なぜ、

警察は増尾圭吾を追ったのか?

じつは、

石橋佳乃が同僚にウソをついていたからです。

すなわち、

増尾君と付き合っていて、今日も今から会うんだ♪

と。

実際は、石橋佳乃と増尾圭吾は

付き合っているのでもなんでもなく、

石橋佳乃がその日会う予定だったのは、

出会い系サイトで知り合った清水祐一でした。

物語は、そこから錯綜します。

石橋佳乃の携帯から、

石橋佳乃が出会い系でいろんな男と逢っていたことが判明します。

聞き込みに訪れた警察に、

石橋佳乃と売春関係を持った男たちは焦ります。

そして、

時間が経つにつれ事件の概要がわかってきたところで、

ワイドショーがおもしろおかしく騒ぎ立てます。

石橋佳乃の実家には、

石橋佳乃は淫乱女と、

死んで当然と罵るFAXが手紙が

大量に届きます。

父親は、娘はそんな人間じゃないと、

悔しくてはらはらと泣きます。

一方で、

清水祐一の祖母は、

事件当日の祐一の不在に、一抹の不安を感じてました。

でも、まさかそんなこと、本人に直接聞けません。

さらに、そういう老人の不安に付け込んで、

親身になって近づく悪徳セミナー業者・・・。

タイトルの『悪人』

いったいこれは誰を指すのでしょう?

答えは、

本を読み終えても、しばらく考えさせることでしょう。

こういう、

読み終わっても余韻が続く小説好きだなぁ♪

ぜひぜひ、この本見つけたら手に取ってみてください。

オススメですよ( ̄▽ ̄)σ

根っからの悪人って、

定義してみると難しいなぁ!度★★★★★(5つ星)

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