『パロール・ジュレと紙屑の都』 吉田篤弘

こちら

当ブログ、

『またたの』を書くの、

1年半なんですね・・・( ̄∇ ̄;)

忙しさにかまけて、更新してなかったことを

ただただお詫び申し上げます

m(。-_-。)m

さてさて、

たった今読み終えた標題の本の感想を♪

吉田篤弘さんの新作は、

本の帯に書かれている通り、

「マジカルファンタジー」の一言に尽きます。

以下、あらすじ( ̄▽ ̄)σ

これは、キノフという北の街でのお話。

主人公は、諜報員フィッシュ。

フィッシュは、指導部より一つの任務を言い渡される。

すなわち、

キノフに潜入し、

<パロール・ジュレ>なるこの世の不可思議を探ってほしいと。

ちなみに、

パロール・ジュレとは、フランス語で<凍った言葉>を意味する。

フィッシュは、

潜入したキノフで様々な人と会い、

そして、最終報告として、一つの文章を仕上げる・・・。

ものすっごい簡潔にあらすじを書きました(。-_-。)ポッ

簡単に言えば上記のとおりなんですが、

そりゃ、物事ラクに解決するもんじゃありません。

なにせ、

今回の任務は、

「キノフでは言葉が凍結する」という

誠に不可思議な現象についての調査です。

そして、フィッシュは諜報員。つまり、スパイ。

もちろん、そこにはフィッシュをマークする刑事ロイドが登場し、

フィッシュは尾行されてるのを承知で行動します。

その一方で、

ロイドの下には4人の<解凍士>がおり、

<パロール・ジュレ>を解凍し、その内容を記録していきます。

うーん、

ごめん、

うまくまとめられないけれど、

大体こんな感じφ(.. ) カキカキ

1回読んだだけでは、

真ん中あたりがうまく読め解けませんでした( ノД‘)シクシク…

ちょっと、理屈っぽくなってたのか、

ただ単に私の読解力がなかったのか(たぶん後者)。

でもでも、

ラストが秀逸。

私は、このラストを再度読むために、

おそらくもう1回、この本を最初から開くことになるでしょう。

ただ、

強いて言うならば、

吉田篤弘初心者には、この本は向いてないかも。。。

あたしは『針が飛ぶ』から入ってほしいなあと思っております♪

よろしくお願いスマイル!!(* ̄∇ ̄*)

なぜ、「フィッシュ」なのか、

もうそこから不思議度!★★★☆(3つ星半)

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『針がとぶ』 吉田篤弘

こちら

え~、

この本の感想を述べる前に、

皆さんにお伝えしなければいけないことがあります。

あたしは、

無条件に吉田篤弘作品が好きだ

(〃∇〃) てれっ☆

以上、報告終わり(。-_-。)ポッ

いやね、

吉田篤弘作品(または「クラフト・エヴィング商会」名義作品)って、

たぶん好みが分かれると思うんです。

なんてったって、劇的なストーリーがない。

いろんな人物がそれぞれの場面に登場するけれど、

推理小説のように、ラストでそれが

ジグソーパズルの如く1枚の絵に仕上がるかといえば、

全くそんなことはない。

つながったり、つながらなかったり。

出会ったり、出会わなかったり。

ただ、

だからこそ、そこに余韻がある(* ̄∇ ̄*)

それは、あたしにとっては心地良い余韻だけれど、

別の人にとっては、単なるモヤモヤかもしれない・・・。

たとえば、今回紹介する『針がとぶ』

(これは、あたしが初めて出会った吉田篤弘作品なんだけど)

1冊を通しての主人公が誰だかわからない。

いや、1冊を通しての主人公なんて、いないさ♪

強いて言うならば、この本は、

伝言ゲーム。

いや、あるいは、

もう歴史だね( ̄▽ ̄)σ

たとえば『戦国時代』って本があったとして、

武田信玄と上杉謙信から始まったとして、

途中に毛利元就とか織田信長とかがそれぞれアレコレやってて、

最終的に、

ラストのページで伊達政宗がお茶をまったり飲んでる感じ。

ほら、

別段1冊を通しての主人公がいるわけでもなく、

毛利元就と伊達政宗なんて全くつながりがなく、

でも、1冊として本ができてる・・・

それが、吉田篤弘の世界なんだと思う(* ̄∇ ̄*)

わ~♪

なんだか、あたしステキな例えを言った♪

まぁ、歴史っていうのは言葉のあやで、

別に吉田篤弘作品にチョンマゲさんたち出てこないので

あしからず~( ̄∇ ̄;)

とりあえず、

そんなことを踏まえた上で以下の感想を読んでくれると、

本の世界に入りやすいんじゃないかな??

さてさて、ではでは、

この『針がとぶ』、

そんなこんなで、登場人物がとっても魅力的です★

詩人を職業としていた伯母

「マスト・ビー(must be)」が口ぐせの本屋の親父さん

駐車場を「月面」、駐車場に居つく黒猫を「黒点」と名付けた男

ないものなんてない雑貨屋の店主パスパルトゥ

低い声を探す4人の男たち

ホントにね、個性的な人物が

この他にもいっぱい、のびのびと描かれています。

あたしは、「マスト・ビー」の親父さんが好きだなぁ♪

そしてたぶん、

皆さんも、登場人物の誰か一人は好きになるんじゃないかなぁ~。

とにかく、まずは手にとって読んでほしい、

そんな1冊です(* ̄∇ ̄*)

「好き嫌いはその次の問題だ、マスト・ビー」度★★★★★(5つ星)

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『疾風ガール』 誉田哲也

こちら

2005年誉田作品。

よーやく読めました(〃∇〃) てれっ☆

読み始めてみると、

むむ!

「武士道」シリーズにつながる爽やか系★

誰も死なない誉田作品なのか!?

と、思った途端に、

ひとり死んだ(」°ロ°)」ナント

やっぱり、

誉田作品は、

基本的には誰か死ぬのね( ノД`)シクシク…

さてさて、

今回亡くなったのは、

城戸薫というインディーズバンドの男性ボーカリスト。

警察は、自殺に間違いないと断定しますが、

右手の甲に不自然な切り傷があったことも、

城戸薫の関係者たちに正直に告げます。

そう、

その関係者というのが、

今回の主人公、

同じバンドの女性ギタリスト柏木夏美と、

彼女を事務所に引き入れたい

芸能事務所営業の宮原祐司なのです。

しかも、警察はさらに不可解な一言を。

「城戸薫なる人物は、

どうやら偽名を使っていたらしい」

運良く同棲中の彼女がいるから身柄を引き渡せるけど、

そうでなければ、身元不明の変死体として処理されると。。。

薫に憧れて同じバンドに入った夏美は、

薫の死だけでもショックなのに、

次々判明する薫の謎に動揺を隠せず、

数日マンションに閉じこもります。

そんな夏美を心配する祐司。

ビジネスとしてじゃなく、

ホントに夏美の才能に惚れてるからこそ、

毎日夏美の部屋のドアの前に立って声をかけます。

そして。。。

真相を知りたいと立ち上がった夏美は、

祐司とともに

城戸薫の故郷探しの旅をスタートさせます。

うーん!

事件が事件だけに気分のアゲサゲはあるけれど、

基本的に全編に渡って夏美の爽やかさが光ります。

サブタイトルの、

「 She is crazy...yet cute ! 」

という言葉が実にサマになりますね( ̄▽ ̄)σ

夏美の直感が、

はたして2人を薫の故郷に導かせるのか?

祐司は、自分の彼女の手前、

はたして日帰りで東京に帰れるのか??

そして、財布の中身はダイジョーブか??

ま、こんな感じで物語は進みます(* ̄∇ ̄*)

最初の感想に戻るけど、なかなか爽やかな小説♪

読み終わる頃には、

きっとあなたは、夏美のライブチケットを

強く求めることになるでしょう(〃∇〃) てれっ☆

「お弁当、おべんと、

うれしいな・・・んわぉ!」度★★★★☆(4つ星半)

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『Newton 08年4月号』 (株)ニュートンプレス

こちら

日本語日本文学科卒業という

文系以外の何者でもないあたしですが、

科学雑誌『Newton』は大好きです

(〃∇〃) てれっ☆

つたパパが理系で、

かなりの頻度で

この雑誌を図書館から借りて来ていて、

あたしもちょいちょい拝読してた経緯があります。

何が楽しいかって、

専門的な単語がいっぱい出てくるのに、

初心者にもわかりやすく、

イラストも豊富なんです♪

で、

で、で、

今回読んだ号のテーマは、

『光合成~その仕組みとは?』

キャーq(≧∇≦*)(*≧∇≦)pキャー

植物は、

水と二酸化炭素から、

デンプンをつくるんだよ!?

人間は、いまだ科学技術を駆使しても

作れないんだよ!!

その仕組み、

どーなってるのさ!?

うん、

大変楽しく読ませていただきました

(* ̄∇ ̄*)

あれ?

感想、そっけなくない??( ̄∇ ̄;)

あはは、実はね、

光合成の記事も楽しかったんだけど、

それ以上に、「確率論」の記事がおもしろかった!!

(〃∇〃) てれっ☆

「人はなぜ確率に弱いのか?」

というタイトルの記事です。

たとえば、

Q.50人クラスの教室で、

  同じ誕生日の人がいる確率は??

A.97%

計算ではそうやって出るのに、

あたしたちは、

それを運命と感じてしまう不思議。。。

これ、もうひとつ、

おもしろい例題が出てました。

Q.目の前にA、B、C、という3つのドアがある。

  どれか1つの後ろには

  豪華賞品が隠されているが、

  残り2つはハズレである。

  仮にあなたがAのドアを選ぶ。

  すると、ホスト(司会者)はBのドアを開け、

  Bがハズレであることを見せてくれる。

  さて、ここであなたは、

  Cのドアに変更することも可能である。

  あなたは、変更すべきか否か?

これ、正解は、

変えるべき

なんです。。。(  ・_・  ;  )えっ?

変えても変えなくても50%50%と思うでしょ?

違うんだって( ̄▽ ̄)σ

簡単に言うなら、以下の通りです。

 【ホストがBのドアを開ける前】

 Aが当たりの確率・・・1/3

 Aがハズレの確率・・・2/3

 【ホストがBのドアを開けた後】

 Aが当たりの確率・・・1/3

 Aがハズレ=Cが当たりの確率・・・2/3

なんだって!!

(」°ロ°)」ナント

こじつけのようだけど、実証できるそうです。

たとえば、ドア3枚じゃなくて100枚にしたら、

【あなたが選んだ1枚のドアの奥に

豪華賞品がある確率・・・1%】

【あなたが選ばなかった99枚のドアの中の

1枚の奥に豪華賞品がある確率・・・99%】

そう言われると、なんかナットク・・・。

でも、まぁ、単なる確率論ですから(* ̄∇ ̄*)

もし、みなさんがこういう選択を迫られる場合、

ちょっと参考にしてみてくださいね♪

これ、「モンティ・ホール問題」って

言うんだって!度★★★★★(5つ星)

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『ヒトリシズカ』 誉田哲也

こちら

ハイ、誉田哲也作品です。

おそらく、このブログ『また楽しからずや』で、

一番感想寄せてるのは、誉田哲也作品です。

間違いない(古っ!)

いや~、

読んでて、

「ああ~、誉田哲也だなぁ~」って

思いました(* ̄∇ ̄*)

ただ、『武士道』シリーズを執筆した影響か、

それ以前のえげつない死に方描写が減った感じ・・・。

いや、そもそもあたしホラー系苦手だからいいんだけど、

誉田哲也のえがく死体って、

たいていエライコッチャだったから・・・。

ま、いいや♪

本題に入ります。

今回の1冊は、全6章で、

それぞれで事件が起こり、

それぞれに捜査本部が立ったり立たなかったりします。

ま、簡潔に言うならば、

その6つの事件は、

連続性が全くないと見られていました。

ところがどっこい。

それぞれの事件を捜査した警官たちが

各々の思いから「重要人物」の存在を

上層部に隠します。

その重要人物、彼女の名は、伊東静加

彼女は何者なのか。

そして、なぜ事件に関わっていくのか。

それは章を追うに従って徐々に肉付けされていきます。

ただし、

彼女を知れば知るほど、

読者は、

彼女の哀しみを自身の心に見出すことになるでしょう。

彼女の人生と、6つの事件。

そして、関わりあった警察たちが、

つなぎ合わせたパズルの先で見せるラスト。

そこにあるものこそが、誉田作品の真髄です。

でもこの本、

ちょっと表紙が安直じゃない?度★★★★(4つ星)

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『図書準備室』 田中慎弥

こちら

同郷・山口県の作家で、

2007年、第136回芥川賞候補作。

ってなわけで、

読まないわけにはいきませんね

( ̄▽ ̄)σ

田中さんは、

以後、2008年の第138回芥川賞候補

2009年第140回芥川賞候補と、

けっこう注目されてます。

その情報だけで、

初「田中慎弥」のあたしはワクワク♪

(* ̄∇ ̄*)

さて、

感想。

「う、うわ~・・・」って思いました。

(  ・_・  ;  )えっ?

あらすじとしては、

『何故、自分はニートで

30過ぎても働かないか』

を、延々と伯母にしゃべりまくる小説です( ̄∇ ̄;)

どんだけしゃべりまくるか?

具体的に言えば、

10ページから73ページまで延々とです・・・。

(ちなみに本作品は、全7ページから77ページまで)

すごいよねぇ、

もうほとんどヒトリゴト。

伯母も全く口を挟まない。

ってか、途中から聞いてない。。。

あたしは、読んでる途中から、

太宰治の『人間失格』を思い起こさせました。

でも、太宰の『人間失格』の

「自分はうんぬんかんぬんで・・・」っていう告白は、

あくまでも手記という設定。

「これは手記です」という情報を与えられた読者は、

ふむふむほうほうと納得して読めるけど、

こっちの田中作品の設定は、とにかくスピーチ。

一方的にしゃべりまくられる

伯母の立場を想像すると、

たまったもんじゃありません。。。

<(T◇T)>わぁああああ

うーん、

文学的要素って言っても、

結局はそれも

主人公のセリフのなかの風景描写などだし、

(この主人公に風景描写させるのは酷だし)

ヒトリゴトで会話じゃないし、

そもそも太宰治が芥川賞獲れなかったのだから、

本作品が芥川賞獲れなかったのは、

当然といえば当然かなと思いました。

時期は、ずれるけれど、

同じくヒトリゴトの芥川賞候補、

川上未映子『わたくし率、イン歯ー、または世界』

のほうが、

あたしには優れていると感じました。

残念。

ただ、ニートになった理由が、

「中学の頃に、

とある教師に挨拶をしなかったまま

卒業したから」

という罪悪感というか、責任転嫁というか、

そういうムチャクチャな理由はおもしろいなと思いました♪

インパクトはあったけれど、

それだけかなぁ・・・度!★★☆(2つ星半)

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『一瞬の風になれ(2)(3)』 佐藤多佳子

こちら

こちら

年越しで読みました、全3巻☆

(1)については、こちら

高校で陸上デビューした主人公・新二ですが、

2巻で部長に就任します。

その他、新二の兄・健ちゃんの交通事故等ありますが、

まぁ、ここでは割愛( ̄∇ ̄;)

舞台はクライマックスの3巻です。

春高はじまって以来のベストメンバーが陸上部に揃います。

つまり陸上の花形100m×4リレーで、

インターハイを狙えるところまで来たのです。

個人個人の実力もさることながら、

やっぱり顧問のみっちゃんの指導力がスゴイ!!

無論、部員すべてが大会を勝ち抜いて行くことはできず、

そこには「あと一人」というところで

涙を飲まなければならなかったメンバーが多々いますが、

彼らの分も、このベストメンバーは頑張ってくれます。

1年生の鍵山、2年生の桃内、3年生の、そして新二

もちろんその影には、

3年間、新二と連と走ってきた根岸の潔い引退も・・・。

リレーって、

そんなにすごいもんだとは知らなかった。

あたしも水泳やってたけれど、

リレーメンバーだったけれど、

4人がここまでひとつなることはなかった・・・。

バトンの存在が強いんだね。

実際、小説でも、バトンの練習に余念がない。

そして、

南関東大会の決勝で新二は気付くんです。

このバトンは、

毎年毎年、誰かが

走りつないできたと・・・。

つまり、

4人だけのリレーじゃない。

みんなのリレーなんだと。

あたしゃ、もうここでダメでしたよ。

涙でた( ノД`)シクシク…

ライバルも、じつにいい。

仙波なんて、あたしのイメージではラオウなんだけど、

南関東大会で出てくる姑息なスプリンター・赤津も憎たらしくていい。

見事に殴りたくなる(* ̄∇ ̄*)

ああ、

頭ン中このままで、

10代のボディで、

もう一度競泳大会出たいなぁ・・・。

ぜったい、練習まじめにやるなぁ~。

そして、

仲間と絡みまくるな~♪

リレーの引継ぎなんてのも、

必要以上に練習しちゃいそうだ(〃∇〃) てれっ☆

青春は、しすぎることはない!度★★★★★(5つ星)

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『のぼうの城』 和田竜

こちら

よーやく読みました、今年の話題作!!

キャーq(≧∇≦*)(*≧∇≦)pキャー

最初に『忍びの国』読んでるだけに、

ホントにおもしろいのか??

って、ちょっと疑問だったんですけれど、

世間の評に間違いなし!でした( ̄▽ ̄)σ

あらすじは、以下の通りです★

信長の死後、いよいよ天下統一を目前にした秀吉は、

最後の敵、小田原の北条攻め決意します。

秀吉時代の日本国内最後の大戦(おおいくさ)。

秀吉は、

武功がなくて加藤清正らに馬鹿にされている石田三成を

この戦で優雅に勝たせて味方の評価を上げようと仕向けます。

石田三成自身も、そんな秀吉の意向を汲み取って、

それ以上の武功をあげ、

秀吉にあっと言わせようと戦地に向かいます。

石田三成が総大将として攻める城は、

北条方の支城のひとつ「忍城(おしじょう)」。

しかし、忍城を守る大将は、

三成の思考のはるか上を行く人物でした。

その大将の名は、成田長親(ながちか)。

そう、それこそが我らが大将「のぼう様」―――。

と、まぁ、三成側のあらすじを書いてみました♪

だって、のぼう様側から書いたら、

最後まで書いてしまいそうだから♪

(〃∇〃) てれっ☆

なんだ、この、

登場人物ひとりひとりのキャラの良さは!?

のぼう様もアッパレ、

石田三成もアッパレ、

史実として、結果として石田三成が「のぼう様」に負けるのだけれど、

石田三成の最後の振る舞いも良かった

(* ̄∇ ̄*)

石田三成を悪人に仕立て上げなかったのが、

まずこの小説の成功だろうね~。

そのぶん、

石田三成に従う長束正家を小悪人に仕立てて

ピシッと小説にアクセントを与えてます。

同様に、

「のぼう様」に全くといって権限を与えなかったのも

本作品の醍醐味。

成田家家臣の、

正木丹波(たんば)―鎧、黒

柴崎和泉(いずみ)―鎧、朱

酒巻靱負(ゆきえ)―鎧、古風な大鎧

が、思い思いに自由に働いてくれる。

その環境が、結果的に「のぼう様」を引き立てます。

あ、、、

「のぼう様」「のぼう様」言ってるけど、

「のぼう」って、

「でくのぼう」から取ったあだ名だからね

(」°ロ°)」ナント

家臣・領民から「慕われてる」ともちょっと違う、

「恐れられてる」なんてとんでもない、

一番似合う言葉が「愛されている」

そんなお人なのです( ̄▽ ̄)σ

最後に最後に、

実は今、週刊誌『スピリッツ』で、

この『のぼうの城』がマンガとして連載中です。

漫画家は、『美味しんぼ』で有名な花咲アキラさん。

あたしは、コレも楽しみに読んでるんですけれど、

「のぼう様」の絵が、

大泉洋さん似なのね~。

ああ、なるほどね!

たしかに、原作読んでみると、

大泉洋だわ♪(〃∇〃) てれっ☆

映像化したら、

確実に大泉洋さんをキャスティングしてほしい!!

そう、願います(。-_-。)ポッ

石田三成役は、誰がいいだろう・・・!度★★★★★(5つ星)

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『一瞬の風になれ(1)』 佐藤多佳子

こちら

えー・・・。

ようやく読みました。

ちょっと前の話題作。。。

借りる機会は何度かあったんですがね、

一瞬も読まずに返すこともたびたび・・・( ̄∇ ̄;)

ま、

それはそれとして、以下、感想を♪

この『一瞬の風になれ』は、

(1)イチニツイテ

(2)ヨーイ

(3)ドン

の3部構成になってます。

今回読んだのは、(1)。

主人公・神谷新二は、

中学まではサッカーに人生を捧げていたんですが挫折し、

高校では陸上部に入ります。

何故挫折したか?

2つ年上の兄・健ちゃんがサッカーの天才児で、

自分はどうあがいても、兄のようにはなれないと悟ったからです。

でも、なぜ次の舞台が陸上なのか?

それは、同級生に、

幼なじみで親友の一ノ瀬連がいたからです。

や。

その表現は的確じゃないな・・・( ̄∇ ̄;)

中学陸上の天才児・一ノ瀬連は、

中学二年で全国大会7位という成績を修めますが、

あっさりと陸上をやめていました。

でも、

新二と一緒に走りたいという思いから、

2人同時に陸上部の門を叩くのです。

うーん、

まさに青春!!

(〃∇〃) てれっ☆

女性作家だからか、

若干、

登場人物の仕草がオカマっぽいけれども(?)

「陸上」という世界を文字通り駆けてゆく高校生たちが

みんな爽やか!

それぞれのキャラもいいよね。

みっちゃんこと、顧問の三輪先生がいいなぁ~(* ̄∇ ̄*)

県合宿で、

強豪校顧問の鬼軍曹先生に新二や連が

さんざん説教されても、

きちんと自分の生徒をかばう。

だけでなく、

新二と連が3年になるころにはその強豪校に勝つという

明確な目標を掲げ、部員の信頼も厚い。

立派だなぁ~。

ちなみに、

あたしが高校時代にいたのは競泳の世界

陸上も競泳も、水陸違えど、似たような世界。

タイムに一喜一憂するスピード競技の大会。

読んでて、なつかしくなりました。

けっこうね、あたしもいいトコまで行ったのよ♪

県では、きちんと決勝出場メンバーだったのよ(* ̄∇ ̄*)

中国5県の、中国大会にも出場したのよ( ̄▽ ̄)σ

でも、一ノ瀬連みたいな天才児ではなかったなぁ・・・。

タイプ的には、神谷新二派だね~。

新二同様、プレッシャーに弱いし( ̄∇ ̄;)

そして、リレー★

リレーは、たのしいね♪♪♪

自分の実力以上に速くなれるから!

新二と連が燃えるのも納得です。

あたしも、リレー好きでした(* ̄∇ ̄*)

あら?

なんだか自分の昔話みたいになってしまった( ̄∇ ̄;)

でもでも、こういう昔話をさせてくれる小説というのも、

読んでて楽しい★

それでなくても、

陸上の天才(練習嫌い)の連と、

天性の努力家(練習大好き)の新二との

描写バランスが絶妙の本作品♪

つづきの(2)も、期待大です(〃∇〃) てれっ☆

新二がんばれ!連がんばれ!度★★★★★

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『忍びの国』 和田竜

こちら

実はコレ、

けっこう前に読みました。

感想書かなきゃ書かなきゃと思いつつ、

逃げてました( ̄∇ ̄;)アハハン

とりあえず、

あらすじはタイトルそのもの、

忍びの国のお話です。

忍びと言えば、伊賀と甲賀とがありますが、

主人公は伊賀モノ★

ホントの名前は自分でもわからないけれど、

「コイツの前では城門なんてあってないもの」と

皆が『無門』と呼ぶので、

主人公の無門はそれ以上名前にこだわりません。

で、

その無門たちが戦う相手は、甲賀モノではなく、

戦国最強の織田軍です。

なぜ忍者が織田軍と戦うか。

それは、織田軍に勝てば、

たちまちウワサが全国を駆け巡り、

いまだ群雄割拠の日本中から雇用のお話が舞い込むからです。

そう、つまりは金のため。

そのなかでも、無門の戦闘力はずば抜けていました。

しかし、

織田軍だって、雑魚の集まりじゃない。

それは、皆さんの御存知の通り( ̄▽ ̄)σ

無門は、

最強のライバル日置大膳(ひきたいぜん)

戦場で刃を交わすことになるのでした。

とまぁ、

再び借りてきた本をペラペラめくり、

あらすじを書いてます φ(.. ) カキカキ

(間違ってたら、ごめんちゃい)

そして、ここからが感想。

ストーリー、

なんだか整理されてない感が・・・( ̄∇ ̄;)

マイナーな武将がいっぱい出てくるため、

読者は予備知識なく

本の世界に入り込まなきゃいけないのだけれど、

いまいち

それぞれの人物に魅力を感じない~

( ̄□ ̄;)

ちなみに、無門の仲間には、

のちの大泥棒・石川五右衛門がいるのだけれども、

これもパッとしないんだよね~( ノД`)シクシク…

なんせ、この時代の石川五右衛門は、

「盗み」にまったく興味が無いらしい・・・

(  ・_・  ;  )えっ?

もったいない!!<(T◇T)>わぁああああ

せっかく魅力ある一面があるのだから、

作者の和田さんも、

そういう側面からキャラを作っていけばよかったのに~。

そこが、読み終わってどうしても気になりました。

つまらぬもの斬りまくり・・・。

(ルパン3世の石川五右衛門が泣くよ・・・)

ではでは、最後に、

あたしがツボにはまった箇所を抽出いたします♪

「鎖帷子(くさりかたびら)か」

大膳は自らの太刀を一瞥した。

刃がわずかに欠けている。

(中略)

「壊れたわ」

(無門が)つぶやきながら、

ずるりと胸元から引き摺り出したのは、

鎖で作った上半身を覆う鎖帷子である。

投げ出すと重量感をもって地面に落ち、

鎖の山となった。

無門が外したのは鎖帷子だけではない。

今度は股ぐらに手を突っ込むや、

下半身を覆う防刃衣(ぼうじんい)をも引き出した。

(中略)

「貴様―――」

大膳は、

高々と積みあがった鎖の山を見て唖然とした。

この全身を覆う鎖の着込み。

どれほどの重さがあるというのだ。

「―――これであの体術を」

「戦場で外したことなどないからな」

無門はそう言いながら、頸(くび)を軽く鳴らした。

「どう動くかわしにもわからんぞ」

不敵に笑うなり、消えた。

え~と・・・

え~と・・・

ドラゴンボール??( ̄∇ ̄;)

それでも、

未読の『のぼうの城』には興味あり!度★★★☆(3つ星半)

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«『東京島』 桐野夏生